町内会の役員をしている私は、
お祝いの品を届けることになっている。
本当は、自治会館で直接、お祝いをしたいができない。
コロナのために自粛だから。
仕方はないが、今年も多くの行事が中止となっている。
一部、リモート行事や制限付きで行事を行っているが、
さみしい限りだ。
日本の伝統文化や行事が危ない。
危機は日本文化にまで及んでいる。
もともと、年中行事や祝いの日は、祖先たちが、
単調になりがちな生活に楽しみや安らぎを得るために考えた知恵。
日本の風土や四季の特色を生かし、何百年も伝承されてきた文化である。
最近では、経済性、合理性が大切だったり、
核家族化、地域におけるつながりの希薄化などで、
行事本来の意味が分からなくなり、
消滅してしまうなど、大きく変化をしている。
長い歴史をかけ、培ってきた伝統文化を、日本の良き文化を
次の世代に伝えていくことは、現代に生きる私たちの
役割ではないだろうか。
とは言うものの、敬老の日に関して歴史は浅い。
1947年9月15日。
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」
という趣旨から始まったと言われている。
2001年の祝日法改正(ハッピーマンデー制度の実施)によって、
2003年からは第3月曜日に変更になっている。
歴史は浅いとしても、年配者に敬意を払う気持ちは持ち続けていきたい。
日本を支えてきたことには変わりがないのだから。
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