少しづつ気温も下がり、日も短くなってきた。
昨日は、大きくなった栗を見ながら、
収穫の時期も近づいてきたことを感じた。
秋が近づくと、うつ症状が出やすくなってくる。
昨年からのコロナの影響で、生活スタイルの変化、
感染の心配とストレスは増大している。
さらに、季節の変化。
そろそろ、秋から冬にかけて毎年症状があらわれる
「季節性うつ病」に注意が必要だ。
この病気は、「季節性感情障害」(SAD)ともいわれる。
季節性うつ病の特徴は周期性にある。
日照時間が短くなる10月から11月にかけて症状があらわれはじめ、
日差しが長くなる3月頃になると回復するというサイクルを繰り返す。
なぜ秋から冬にかけて発症しやすいか、
それは、日照時間の減少が、
脳内の「セロトニン トランスポーター」(SERT)と呼ばれる
タンパク質の量を著しく変動させるため。
SERTが上昇し、セロトニンの量が不足することが、うつ病の一因。
うつ症状は厄介だ。
自分の意識では、コントロールができない。
潜在意識を変えれば、何とかなるものでもない。
うつ患者をたくさん見てきた私の経験から思うことは、
無理をしないこと。
心の声を無視して、一般的に言われることを守り、
自分を追い込むことをやめること。
「開き直りのこころ」を持つことが大切。
いつもと違う環境に身を置き、ゆっくり過ごせば、
気分回復につながっていく。
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