上映中の映画「レミニセンス」を見てきた。
ネタバレほどではないが、気になる方はブログを読まないでほしい。
主演のヒュー・ジャックマンが好きという理由ではあったのだが・・・。
これから来る未来世界、そう仮想世界での出来事だ。
そして、人は過去を選ぶのか、未来を選ぶのか・・・。
考えさせられるテーマであった。
あなたは、未来に幸せを求めて生きますか❔
それとも、過去の時間に幸せを求めますか❔
幸せとは何か。
きっと、見た人によって、感じ方が違う映画だろう。
心が辛い人には、共感が出来る部分も多いのかもしれない。
映画では、脳の中の記憶を取り出し、見ることが出来る。
知らなかった過去や忘れていた過去、忘れたくない過去、
人は様々な過去を背負って生きている。
過去を立体化の映像で見ることが出来るのだ。
過去の記憶さえも、バーチャル空間に蘇らせることが出来る。
そして、楽しかった過去が忘れられず、バーチャルの世界で生きることを
選んだ主人公の映像で映画が終わる。
人生の歩みを止めてしまった主人公。
ふと、心の病で悩んでいる人たちのことが思い浮かんだ。
過去に囚われ、抜け出せない人たち。
この映画のように楽しい過去の記憶の中で生き続けようとする人生は、
もしかしたら、幸せなのかもしれない。
私の知っている患者さんたちは、辛い過去に囚われ、
抜けだせず苦しんでいるのだから。
幸せの定義はない。
自分で、自分の定義を作るしかない。
人は関係ない。
自分の人生。
映画の主人公のように、記憶の中の世界に幸せを見つけ、
生きている人生も、素晴らしい事なのかもしれない。
未来社会は仮想の時代と言われている。
幸せの求め方も変わってくるのだろうか。
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