灰色の魅力

グレーは何者

灰色を考える

好感度が高いとは言えない、灰色。一般的に、嫌いな色に上がりやすと、データーも出ているが、

世の中は、グレーを活用していることも多いと、今日のセミナーで知って、調べてみた。

例えば、「ソフトバンク」「アップル」の ロゴマークは、グレーだ。

灰色の性質

灰色は他の色との協調性が高く、どんな色にも馴染みやすい。

自己主張せず周囲の色を引き立てる調和の色。控えめで上品。

白と黒の間にある色なので、無彩色の色でありながら、有彩色を少し含んだ色も

灰色の仲間とされ、色の範囲は広く捉えられている。

イメージ 

ポジティブ :上品、落ち着き、穏やか、信頼

ネガティブ :曖昧、無気力、憂鬱、地味

歴史

呼び方

平安時代は、グレー系統の色の総称は鈍い色を表す鈍色。

鎌倉時代は、禅宗のもたらした枯山水の庭や水墨画などの無彩色の芸術の流行により、

「墨に五彩あり」。

室町時代には侘び・寂びの美学が発展した。

江戸時代初期は、火事や火葬などを連想させる灰色を嫌い、鼠色という色名が生まれた。

微妙な色の違いを楽しむ独特の庶民文化から、銀鼠、利休鼠、深川鼠、鳩羽鼠、梅鼠、素鼠、

小町鼠など灰色系統の和名がたくさん生まれ、粋な色として日本の伝統色として残っている。

海外では


中世の古代では、灰色は無染色の羊毛の色で、農民と貧しい人々が最もよく使用する色。

それはまた、謙虚さと貧困の誓いの象徴として、イングランドとスコットランドの

フランシスコ会修道士は、灰色の僧侶として一般に知られていた。

ルネッサンスとバロック時代は、グレーはファッションとアートで重要な役割。

18世紀と19世紀は、非常にファッショナブルな色として、貴族や裕福な人が着用する

シルクやサテンの生地を着色して使っている。

20世紀と21世紀は、グレーは工業化と戦争の象徴。 パブロ・ピカソのスペイン内戦、

ゲルニカの恐怖についての有名な絵画の支配的な色だった。

上手に活用

インカラーを引き立てることが多く、目立つ存在ではないが、古くからう使われていた灰色。

クールやスタイリッシュといったエレガントな印象を、自分に取り入れ、チャンスにできる。

色と心

色と神経

目から入った色の刺激は、脳の視床下部に届く。

この視床下部は、神経系やホルモンなど内分泌系の機能調整を一手に引き受ける司令塔。

神経系や内分泌系は、人の精神と深く関わっている。

そのため、色で気持ちをコントロールすることもできる。

灰色の力

苛立ちや疲れといったストレスを和らげ、いたわる効果。

灰色はバランス感覚を高めてくれる。

周囲に埋もれて個性を弱めてしまうので、目立ちたくない場面には効果的。

どんな色も、使う人次第。上手に活用、できたらいいな。

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