これほど、雨が降らなくても

「滝のような雨が降っています」「土砂災害の恐れがあります」

スマホの警報アラームが鳴る回数も以前より増えた気がする。

雨による被害の回数や範囲も大きくなっている。

前月の熱海の土石流の被害が遠い記憶になってしまうほど、新たな被害の話が舞い込む。

台風上陸のニュースが流れた。

雨雲レーダーをチェックすると、九州から中国地方をすっぽり覆ている。

瀬戸内出身の私は、一瞬フリーズしてしまう。

親戚、友人のいる町は、また、大雨。

数年前に浸水の被害があった友人宅も、真っ赤な雨雲レーダーに覆われている。

「四国山地と中国山地に、はさまれているから、被害はない」と母の言葉を思い出す。

長靴はいて、傘さして、テルテル坊主を作って雨が止むのをお願いして、

「雨がたくさん降ると、カタツムリがいっぱい出てくるかなあ」と、昔は雨さえ楽しめた。

農作物のためにも、雨は大切で、「恵みの雨」といったのは、いつの時代。

今は、雨はすっかり怖いものになってしまった。「避難してくださいと」メールが届く。

コロナの影響で、密を避けるようにと言われているこの時代。

安心、安全な場所はどこにあるのだろうか。どこに、避難をしろというのだろうか❔

以前のように、雨を楽しめる時代が戻ってくるのだろうか。

自然は、私たちに、何を求め、どうしろと、言っているのだろうか。

私たちは、自然とともに生きる存在。無視をして、生きて行けるわけではないのだから・・・

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